夢
浅い眠りを繰り返す。夢を見る。
宝石を模した、ものすごく大きいグミを丸齧りする。おいしかった。
夜。背丈以上ある大きさの窓から外を見ると、車が事故っていてバンパーがひしゃげていた。その付近を友達が通りかかり、私が「よう」と声をかける。少し話した後、振り返るといつの間にか友達が家に入っている。カレーが食卓に並ぶも、食欲が湧かなくてぼんやりと友達が食べる様を眺めていた。
寝っ転がりながらテレビを見たいと思い、天井からぶら下げる方法を思いつく。目が覚めたらその方法は忘れてしまった。
母の話し声が聞こえて目を覚ますが、当然この場に母はいない。これもまた夢だった。
半身を起こす。相変わらず外はよく晴れている。だが、外に出たとて、行くあてがない。だからこうして微睡んでいる。子供の頃は、公園に行くだけで楽しかったのに、今は金のかかる場所くらいしか思いつかない。そして金がないので行く気にならず、こうして今日も引きこもっている。
寝るのにも飽きてきたので、桃のゼリーとアーモンドを食べた。それからブルアカを進める。昔は何時間でもゲームで遊んでいられたものだが、今は一時間もすれば飽きてしまう。あの頃のように熱中できないのが、少し残念だ。
せっかくなら散歩でもすればよかった。